モジュール貨物とは

モジュール貨物とは、通常プラントの建設現場で組立てられるLNG生産設備や石油精製設備等を建設現場以外の場所である程度まで組立て、ユニット化(モ ジュール化)したものを言います。視覚的に言えば、既に完成しているプラント施設を輪切りにしたものと言えばイメージが掴めるのではないでしょうか。


このようにある程度まで組立てユニット化(大きいものでは長さ60~70m、幅30~50m、高さ30~40m、単体重量6千トンにもなります)したも のをプラント建設現場に運び、組み立てる工法をモジュール工法と呼びます。モジュール工法を採用する理由としては、建設コストの削減、納期の短縮、環境配 慮等様々であり、プラント建設の費用やリスクをミニマイズするために取られる工法のひとつです。


当グループでは、これらのモジュール貨物や重量やサイズが大きすぎて在来型重量物輸送船では運べない貨物を130m x 38mという100m走やちょっとした運動が出来るくらいのフラットなデッキスペースを持つモジュール船と呼ばれる特殊船で輸送しています。

モジュールグループの仕事

モジュール貨物輸送は約1年~2年の長期契約を世界各国のエンジニアリング会社と締結することが多く、複数航海のもとファブリケーションヤードと呼ばれるモジュール組立工場からプラント建設現場に直結した特設岸壁まで輸送しています。

受注・契約に至るまでの応札準備、運賃提示、契約内容交渉、コマーシャルとテクニカル両方におけるハード・ソフトの能力や技術力の証明、受注してから輸 送開始まではクライアントの要求事項に基づく各種プランニング、契約期間満了まで安全な輸送につながるようクライアントは勿論のこと、船員、船舶管理会 社、代理店等と綿密なコミュニケーションをもとにプロジェクトを管理・遂行しています。

輸送サービスそのものや輸送に関連するサポートの提供に加え、貨物の揚地によっては検疫、環境、安全に対してもハイレベルなものが求められる傾向にあり 当社としての対応策をプランとして提示し、インターネット、CD、現地での講習会を利用したトレーニングを受けたり、会議等を通じLesson Learnedと呼ばれる経験則に基づく事象をクライアントと共有しながらリスク管理を行っています。

大型プロジェクト輸送の準備は実際の輸送が開始される約2年前から始められ、定期的な電話会議やFace to Faceの会議、ファブリケーションヤードへの訪問、その他ワークショップへ参加し関係者全員が一つのゴールを共有し契約という書面だけでの関係ではな く、パートナーシップを構築することがプロジェクト成功への鍵となります。

私の仕事

一言で表すと、プロジェクト管理アシスタントです。クライアントとの交渉や連絡をメインとしています。その他、営業、モジュール船の運航、検疫・環境、 イベント・プログラム・ドキュメント管理等沢山のことに携わる機会を頂いています。上述にもあります通り、モジュール輸送は輸送そのもの以外の関連事項が 多く、またプロジェクト規模も大きい為上記以外の準備、手配、管理もありますが、社内外の全体の流れを考慮し、早めの準備やコーディネーション、最終的に は人とのつながりがプロジェクトの成功につながることを意識し日々の業務に取り組んでいます。

最後に、端的に言えば受注した貨物を輸送することですが、モジュール貨物にしても在来貨物にしても積載している貨物には設計、製造、輸送、建設、エンド ユーザー、そして貨物を何より安全に輸送してくれている船員等のあらゆる人々の想いも乗せて輸送していると思っています。大型のモジュール貨物を積載した 船が出帆するのを、船員の無事と安全を祈りながら見届ける時や、揚げ地で無事に荷降ろしが完了した時、我々の仕事が見知らぬ人たちとの生活の掛け橋になっ ていることを考えるとその達成感は次の仕事の肥やしとなっています。

日之出という名の通り明日のサンライズを目指し、皆さんの想いを乗せた航海を一緒にしてみませんか。