NYKバルク・プロジェクト株式会社（本社：東京都千代田区 代表取締役社長：須田 雅志）が運航、パシフィックシップマネージメント株式会社（本社： 愛媛県松山市、代表取締役社長：古閑信二）が所有するドライバルク船”BRIGHT QUEEN”は一般財団法人日本海事協会（ClassNK）より、本船にグリーン鋼材が適用された船舶であることを示す船級符号の付記（ノーテーション）「a-EA（GRS）」を付与されました。
船舶へのグリーン鋼材適用に対しノーテーションが付与された世界初の事例となります。（注１）
本船は9月24日に檜垣造船株式会社（本社：愛媛県今治市 代表取締役社長：檜垣 宏彰）で竣工し、日本とアジア近海を結ぶ近海航路に投入されました。日本からは主に鋼材、東南アジアからは日本向けのバイオマス、合板等の輸送を担う予定です。
本船の建造に使用された鋼材（注2）は、JFEスチール株式会社（東京都千代田区 代表取締役社長：広瀬 政之）が製造するグリーン鋼材「JGreeX」を使用しています。
グリーン鋼材のみを使用した船舶は日本郵船グループで初となります。当社は、今後発注するドライバルク船においてもJGreeXはじめ環境に優しいグリーンな資材の採用を検討しています。
当社では、CO2排出量が大幅に削減されたグリーン鋼材を船舶に使用することにより、Scope-3（Category 2 :資本財調達）の削減を積極的に実施致します。引き続き社会全体のGHG削減に貢献し、更なる環境に優しいサスティナブルなサービスの提供を目指します。
注1) Class NK調べ
注2) 檜垣造船株式会社が本船建造にあたって直接購入する鋼材。