低炭素メタノール燃料船がGHG排出量を約65%削減~日本郵船グループとBHP、外航ばら積み船で初の取り組み~

2026.2.12

日本郵船グループのNYKバルク・プロジェクト株式会社(以下「NBP」)が運航するメタノール二元燃料ばら積み船「Green Future」(以下「本船」)がこのほど、世界最大級の鉱業会社であるBHPグループ(以下「BHP」)向けの銅精鉱輸送において、Well-to-Wake(燃料の生産から使用までの全工程)で温室効果ガス(GHG)排出量を従来燃料比で約65%削減できる低炭素メタノール燃料を使用しました。外航ばら積み船による低炭素メタノール燃料使用は世界初です(日本郵船グループ調べ)。

今回使用した低炭素メタノール燃料は、バイオマス由来の原料から製造されたもので、2025年9月に韓国・蔚山(Ulsan)港で補給されました。バイオマスとバイオ燃料の持続可能性とトレーサビリティを担保する国際基準であるISCC EU認証を取得しています。この取り組みを通じ日本郵船グループは低炭素燃料の有効性を検証し、自社のScope1(注1)とBHPのScope3(注2)排出量削減を支援します。さらに、低炭素メタノール燃料の可能性を探求し、輸送された銅精鉱から製造される銅製品のカーボンフットプリント削減に貢献します。

本船スケジュール

・2025年5月:日本郵船グループ初のメタノール二元燃料ばら積み船として竣工

・2025年9月:韓国・蔚山港で低炭素メタノール燃料を補給

・2026年1月:チリで銅精鉱を積載

・2026年3月:中国で荷揚げ予定

日本郵船グループは、今後も荷主との協働を通じて低炭素燃料の活用を推進し、さらなる国際海運業界の脱炭素化に貢献していきます。

(注1)Scope1:GHG排出の分類の一つで、企業や組織が運営する直接的な排出を指し、燃料の燃焼による排出で化石燃料を燃焼させることによって発生するCO₂やその他のGHGなどがある。

(注2)Scope3:Scope 1 および Scope 2 に含まれない企業のサプライチェーン全体に関連する間接的な排出量。原材料の調達、製品の輸送、製品の使用、廃棄など、企業活動の外部で発生する排出が含まれる。なお、Scope 2 は、企業や組織が運営する事業活動において消費された電力、蒸気、熱、冷熱の間接的な温室効果ガス排出を指す。