NYKバルク・プロジェクト株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:須田 雅志)は、2024年9月と12月に檜垣造船株式会社(本社:愛媛県今治市、代表取締役社長 檜垣宏彰)にて竣工予定の近海新造船2隻にJFEスチール株式会社(東京都千代田区 代表取締役社長:北野 嘉久)が製造するグリーン鋼材「JGreeX」の採用を決定しました。グリーン鋼材のみを使用した船舶はNYKグループで初となります。
CO2排出量が大幅に削減されたグリーン鋼材を船舶に使用することで、社会全体のGHG削減に貢献する新たなビジネスモデルの構築に当社も海運会社として参画します。
今回グリーン鋼材の使用によるコスト増については、弊社を含め賛同頂いた関係者にて広く負担されることになります。今後カーボンニュートラル社会の実現に向けて、低環境負荷技術プレミアムをサプライチェーン全体で負担するモデルケースになると考えております。
GHG削減手段が限定されている小型船型において、グリーン鋼材を使用することによりScope-3(Category 2 :資本財調達)の削減を先駆けて実施することができます。また、檜垣造船にて建造される本船はPhase 3適合のエコシップとなり既存船と比較してGHG削減効果があり、更なる環境に優しいサステイナブルなサービスの提供に繋がるものと確信しております。