近海在来船にバイオ燃料の継続使用トライアルを開始

2024.2.9

当社は、近海在来船M/V Matsushiro(以下「本船」)において、当社として初となるバイオ燃料の継続使用トライアルを本年2月中旬以降から開始します。

温室効果ガスの排出を削減する方法にはアンモニア、メタノール、水素、LNGなどへの燃料転換が知られておりますが、これらは既存船より大きな燃料タンクを必要とするため近海船への導入は現状困難とされる一方、バイオ燃料は既存船の燃料タンクにそのまま投入可能であるため、近海船および既存船への現実的なソリューションとして期待されています。

本船では継続的にバイオ燃料を利用し、燃料タンク、配管類、主機への影響を見極めた上で対象本船を拡充していく方針ですが、初回のトライアルに使用する燃料は阪和興業株式会社から調達、シンガポール港でISCC(International Sustainability & Carbon Certification)認証品を約350トン補油する予定です。これは適合油(VLSFO)をベースに最大24%の廃食油由来バイオ燃料を混合した製品であり適合油と比べて20%程度のCO2削減効果(LNG燃料と概ね同等)を有しております。

バイオ燃料は、2023年3月に日本郵船が発表した中期経営計画「Sail Green, Drive Transformations 2026 – A Passion for Planetary Wellbeing」においてEX(Energy Transformation = 脱炭素戦略)に資する選択肢の一つと位置付けられており、当社も日本郵船グループの一員としてABCDE-Xに沿った戦略を推進してまいります。