日本郵船グループ初のメタノール二元燃料ばら積み船が竣工~「Green Future」と命名、バイオメタノールやeメタノール使用でGHG大幅低減~

2025.5.14

日本郵船グループのNYKバルク・プロジェクト株式会社が神原汽船株式会社から定期傭船するメタノール二元燃料ばら積み船(以下「本船」)が5月13日に、常石造船株式会社常石工場(広島県福山市)で竣工し、命名・引渡式が同工場で行われました。式典では、日本郵船常務執行役員・サステナビリティ戦略本部長の筒井裕子が本船を「Green Future」と命名しました。

本船は日本郵船グループとして初めて、メタノールと重油の両方を燃料として使用することができる二元燃料エンジンを搭載したばら積み船です。メタノールは重油と比べて環境負荷の少ない燃料であり、さらにバイオメタノールや、再生可能エネルギー由来の水素と大気中などから回収された二酸化炭素を利用して生成されるeメタノールを使用することで大幅な温室効果ガス(GHG)排出量の低減を実現します。

メタノール二元燃料ばら積み船「Green Future」

<本船概要>
全長: 199.99m
全幅: 32.25m
深さ: 19.15m
載貨重量トン数:約65,700MT
貨物艙容量:約81,500㎥
喫水:13.8m